別に、女の子っぽい見た目でも
中身が男らしければ問題ないよ。

それに、白い肌だって
健康そうだったら大丈夫。
むしろ黒いより好き。

でも、なにより
話したこともなくて
お互いよく知らない人と付き合おうとする人が無理なんだ。

一目惚れっていうのもアリかもしれないけど

苦手な人は苦手。



「ごめんね。じゃあ、私行くから。」


教室で、親友の理沙が待ってる。




「ごめん!遅くなって。」

理沙は課題を終わらせているところだった。

「いいよ〜全然。

それより...また告白されてたの?

モテるね〜優ちゃん♡」

「もてないよ、それに

好きな人に告われたことはないし。」

「贅沢だね〜。

これだから美少女は...

今年でもう9回目でしょ?」