Sea tree cherry



──ガラガラ


「海桜、久しぶり」


2年ぶりに会う彼女は、変わらず美人で、あの頃よりも少しだけ大人っぽくて、でもまだ少し幼さが残っていた。


「海桜~!会いたかったよ!!久しぶり!」


そういうと、顔をくしゃくしゃにしながら海桜は笑った。


「私も!ずっと会いたかったよ~
毎日メールしてんのに、やっぱ会って話す方が楽しいね♪」

「だね!今日はいきなりでごめんね?
本当は外で会えたら嬉しかったんだけどさ、そうもいかなくて。」


そう言いながら、海桜は少しだけ悲しそうに笑った。


「ううん、ここは私たちが出会った場所だもん。
それに私、会えただけで嬉しいよ。」


…ごめんね、海桜。
こんな事言いながら、私ちょっと泣きそうなの。

分かってるの。
分かってはいたんだよ。

でもね、キミの腕に繋がってる管は、キミには似合わな過ぎて。
ただちょっと、悲しかっただけなんだ。


「ありがと!」


それから私達は2時間くらいかな、紅茶なんかを飲みながらお話をした。
毎日メールをしていたはずなのに、これでもかってほど海桜に話したいことが溢れでてくる。