Sea tree cherry



バス停から病院は歩いて1分くらい。
街中なのに関わらず、たくさんの緑に囲まれている。


病院に入り、事前に病室を教えてもらっていた私は、早々と受け付けをすませた。



病室の前まで来たら、海桜の声が聞こえた。
あの日から海桜の声なんて一回も聞いてないのに。
私にはすぐに分かってしまった。



ああこの声は、私の大好きな親友の声だって──