何を、話そう。
私は結希と椎名から視線を外して口を開く。
「…木村が私に相談したのは、結希と椎名が一緒に居るところを見たからじゃない」
妖怪スピーカーは仲良しこよし〜なんて言って解決したような顔してたけど、解決してないことが残ってる。
「どういうことなの?」
私は結希の表情を見ていないから結希の考えは読めない。
「木村が私に相談したのは先週だ。木村が2人を見たのは5月より前、」
その時、不安になっていたら
何故、妖怪スピーカーはすぐ私に相談しなかった?
おかしいだろう。
5月前の事を今更、明かしたかったわけじゃないだろ。
結希と椎名、考えろ。
私は暗くなっていく外を感じながら
さらに口を動かす。
「木村は、結希の様子が
…おかしかったから、私に相談したんだ。」
わかるか。この意味。
結希の様子が何故、おかしかったのか
それはまだ、解決してない。


