十日目の判決 -完-






残ったのは私と結希と椎名の3人。


「2人は先帰っていいよ、あたし木村くん待ってるから」


そう言って結希ははにかみ笑いをした。




なぁ、結希のその笑顔には偽りがないと信じてる。


結希はあんなバカなアホなゲラゲラ笑いが大好きで、一緒にいると幸せなのだろう?結希は素直だ、顔に良く出ている。


結希は真面目だ。


学校ではその長い髪を解いたりなどしない。
ピンを外したりなんかしない。


清楚でいて凛としている。
私はそのひまわりのような笑顔を歪ませたくない。


でも、このままだと…。




「結希、」

「なに、いのちゃん?」

「椎名、」

「……?」


私は2人を見つめる。2人は何だろう?と私をみている。



「私が話すことに2人がどう言おうと構わない、だけど私は何を話されても2人を否定はしない。」



言わなければいけない。
私が言わないとダメなんだ。


「…どう、いう…こと?」


結希が私の目を真っ直ぐ見て言った。




めんどくさいとか、


どうでもいいやって、


そんなふうに投げやりにしたら、


そこまでだ。


私が動かないと、何も変わらない。