残ったのは私と結希と椎名の3人。
「2人は先帰っていいよ、あたし木村くん待ってるから」
そう言って結希ははにかみ笑いをした。
なぁ、結希のその笑顔には偽りがないと信じてる。
結希はあんなバカなアホなゲラゲラ笑いが大好きで、一緒にいると幸せなのだろう?結希は素直だ、顔に良く出ている。
結希は真面目だ。
学校ではその長い髪を解いたりなどしない。
ピンを外したりなんかしない。
清楚でいて凛としている。
私はそのひまわりのような笑顔を歪ませたくない。
でも、このままだと…。
「結希、」
「なに、いのちゃん?」
「椎名、」
「……?」
私は2人を見つめる。2人は何だろう?と私をみている。
「私が話すことに2人がどう言おうと構わない、だけど私は何を話されても2人を否定はしない。」
言わなければいけない。
私が言わないとダメなんだ。
「…どう、いう…こと?」
結希が私の目を真っ直ぐ見て言った。
めんどくさいとか、
どうでもいいやって、
そんなふうに投げやりにしたら、
そこまでだ。
私が動かないと、何も変わらない。


