十日目の判決 -完-







そこまで話すと、教室に先生が入ってきた。



「おー、お前らー。あ、木村!ちょっとお前来い!!」


先生は私たちを見渡して、妖怪スピーカーの姿を見つけると妖怪スピーカーを呼び出した。



「ギャハハ!!!なぁにぃ〜!!!!先生、顔のシミすごいねぇ〜!!!ケケケッ!」

「……」

「……」

「…ばか」



妖怪スピーカーの言葉に私と椎名は無言。
結希は小さくばかと言った。



「ギャハハ!!!ウハハッ!!!」

「どおどお、今すぐこっち来てもらおうか〜」



よかった。いや、良くないけど、その場で怒り狂うような心狭き人ではなかった。


先生、そのココロの広サ、タタエマス。





先生は妖怪スピーカーを強引に呼ぶと私たちにちょっと借りるなと笑顔で言って教室の外へとどこか行ってしまわれた。


どうぞ、永遠にお借りくださいと、私は心の中で返事した。



妖怪スピーカーが居なくなった教室、





ものすごく平和だ。




まあ、でもちょうど良かった。
良いタイミングだったぞ、先生。