それはあたしの容姿だ。
髪の色は白とシルバーが混ざった色。
目の色は赤と紫が混ざった色。
体は異常なほど白いらしい。
体形はやせ、身長もさほど高くない。
こんな少女に打ち負かされるのが信じられなかったらしい。
何かと理由をつけて絡んでくる奴が大勢きた。
中には手荒な真似をしようとする奴までいた。
あたしはそんな輩に対抗するための武術を習った。
小さなころからお母さんに自分の身は自分で守れっていわれたから。
空手、合気道、レスリング、ボクシング、柔道……
どれも1つにかけた時間は1ヶ月。
その時間でどれも師範やチャンピオンになれるぐらい強くなった。
今なら多分素手で人を殺すこともできるかもしれない。
