初恋は一言から

「魏姫〜」

「……」

「ねえ、魏姫〜」

「………」

「ここって教室でいいんだよね。俺らの」

「……うん。多分‥?」

「マジかぁ…」

何ですかこの状況は。

あの理事長は本当に大丈夫なんでしょうか。

頭が。

今すぐ病院に行くことをおすすめします。


1番端の建物。

1年Aクラス、2年Aクラス、3年Aクラス。

別名 旧 3王校舎。現 四天王校舎。

ありえないくらい豪華な校舎。

高級ホテルのロビーみたいな入り口。

階段は中央に向かって2つ。

その先にある廊下の先に3つの教室。

どれも豪華。

黒板ではなく透明なボードにタブレット。

ドリンクサーバにパソコン。

キッチン、和室、洋室…


今まで言ったのを全て含んだ教室。

もはや教室ではないだろ。

そしてその教室にあたしと魅火流がいた。

「…はああぁ⁇」

ため息に疑問符がつく。

首を傾げる。

何度考えてもこんなことになった原因は……

やはりあの理事長だ。

氷瀬乃 緋羽さんだ。

「はぁ」

2度目のため息をつく。

「大丈夫魏姫?」

「なんとか」

魅火流に返事をしながらこれまでのことを思い返し始めた。