初恋は一言から

魏 (今年もこの時期がきたって言ってたけどなに?)

氷 (うーん…簡単に言えばこれからやるクラス分けテストとその結果によって貰える景品的なものの発表かな)

魏 (ふーん。例えば?)

氷 (上位10人は学食無料…とか?)

魏 (へぇ〜)

この学校はこんな制度も入れているんだ。

〈……以上だ。頑張ってくれ。では生徒諸君、移動してくれ〉

やっと終わったか。

てかなんで移動するんだ?

とりあえずついて行ってみようかなぁ……

「魏姫はこっち」

冷たい笑みを浮かべた氷瀬乃があたしの肩を掴んできた。

怖っ。

テメーはお化けか⁉︎

「どっち?」

こっちってどっち?というのが氷瀬乃の発言からの疑問だ。

「僕についてきて。他の生徒には内緒だから」

「はぁ」

そういって氷瀬乃はあたしが入ってきたステージの端にきた。

「このなかを進んでいく。新入生にバレないようにきて」

指を指しているところはまさにあたしがステージ裏から出てきた隙間だった。

大人しくついていく。

そこから入ってきてないかのように。


「よし着いた。ステージ裏の出口‼︎」

ああここか。

あたしが刹戯と一緒に入って来たとこだ。