しゃがみ込んで、そのDVDボックスをマジマジと見ていると。 「何してるんだ」 ドアの方から、声が聞こえた。 恐る恐る、振り向くと。 「あ……」 超~不機嫌な顔をしたイッシ君が、 ドア枠にもたれかかって、こっちを見ていた。