「イッシ君って、けっこう俺様だよね」 「嫌なら出て行ってくれていいけど。ここ、俺んちだし」 悔しいけど、それを言われると何も言い返せない。 結局、今後、すべての家事は居候のあたしがすることに決まってしまった。 「だけど掃除は、俺の部屋はしなくていいから。 っていうか、絶対に入るなよ」 「なんで」 「いいから。俺が部屋の中にいるときも、絶対にドアを開けるな」