「あ、このから揚げ、美味しいでしょ!?」 あたしが用意した夕食のから揚げを指さすと。 「確かにうまい。 だってこれ、駅前の『激ウマから揚げ屋』のから揚げだろ。 お前が作ったわけじゃねーだろうが」 「……」 ばれてる。 「お前の家事は、金取れるレベルじゃねーから。 そこ、自覚しとけ」