「しおりちゃんは、リクのこと……」


「あたしだって大好きです、ずっと前から」


「だったら……」


「いつか、私が結婚するとき……新婚初夜には、このメイク、またしてくれますか」


「もちろん!」


あたしは、しおりちゃんの肩に手をかけた。


「ねえ、ついでに、顔のメイクも直してあげる。

あたし、メイクうまいんだから。

最高に可愛くしてあげから……

リクに告白してきなよ」