あたしの突然の申し出に、しおりちゃんは、両手を交差して自分の体をつかんだ。 「なんでですか、嫌ですよ~!」 「騙されたと思って。お願いだから!」 「えー……」 あたしが顔の前で両手を合わせ、拝むようなポーズをしていると、しおりちゃんは戸惑いながら、自分のブラウスのボタンに手をかけてくれた。 あたしの目の前で、しおりちゃんがゆっくりと服を脱いでいく。 ブラウスを脱ぎ。 キャミソールを脱いだ。 そこに現れた、赤いアザ。 しおりちゃんをベッドに座らせると、あたしは、ポーチを取り出した。