やばいトコを見られたっ!





それから、数日後のことだった。


「ちょっと、リク! あの人!」


その女性が、あたしたちのバイト先のカフェに偶然訪れたのは。


「ほら、今、リクが窓際の席に案内した、あのカップルの女性の方!」


「あの人が何か?」


「だから、あの人なんだってば。この前、夜にイッシ君を訪ねてきた女の人」


「へー、あの人が。でも……」