ああ……

私この言葉が欲しかったんだ

この言葉を求めてたんだ

“悲しませたりしない”


凌也ならそうしてくれるのかな…

私…白澤が好きなんじゃないの…?

なのに…今…凌也に引かれてる…?

……………











「やめてって!凌也!」

我に返ってそう叫ぶ


やっぱりダメだ私は白澤が好き



それに思わせぶりな態度とったら

凌也を悲しませてしまう





「葵…」



凌也はそっと私の体を離す



「傷ついても?もう一生思いが

通じなくても…それでも

葵は白澤ってやつを

好きでいるのか?」








「うん」

私は迷いなくうなずいた






「そうか…

じゃあ俺も一生思いが

通じなくても

葵を好きでいるから」


そう言って凌也は私のおでこに

キスをする





私は一瞬で飛び退いた
























ガチャ…























そしてまた部屋の扉開いて

何者かが入ってきた