「あー葵!さっき転んでたけど平気?
あとやっておくから保健室行ってきて」
音楽室の中から顔を出して
同じトランペットパートの
梨桜(りお)が言う。
右足の痛みも増す一方だから
ここは梨桜に任せて保健室に向かって
歩きだした。
ヒョイ
え……?
私の足は宙に浮いている
「痛いんだろ?俺が連れていく」
どうやら私はさっきの男の子に
お姫様抱っこされているようだった。
「いい!歩ける!下ろしてよ」
「痛そうに歩くお前見てられねーんだよ」
「そうはいっても…」
私はこの人がどこの誰なのかも
わからない
そんな人にお姫様抱っこされてて
いいの!?
あとやっておくから保健室行ってきて」
音楽室の中から顔を出して
同じトランペットパートの
梨桜(りお)が言う。
右足の痛みも増す一方だから
ここは梨桜に任せて保健室に向かって
歩きだした。
ヒョイ
え……?
私の足は宙に浮いている
「痛いんだろ?俺が連れていく」
どうやら私はさっきの男の子に
お姫様抱っこされているようだった。
「いい!歩ける!下ろしてよ」
「痛そうに歩くお前見てられねーんだよ」
「そうはいっても…」
私はこの人がどこの誰なのかも
わからない
そんな人にお姫様抱っこされてて
いいの!?