………は?

今なんて言った!?

俺を好きだって!?

宮川が!?


俺はテンパり過ぎて

宮川の言った言葉を理解するまでに

時間がかかった

それにその宮川が言った言葉は

あのあと俺が頑張って言うはずだった

言葉そのままだった




「…まじで?」

やっと声がでたので

宮川に確かめてみる

「うん、ホント」



ヤバイ嬉しい


でも宮川が俺に気持ちを

伝えてくれたから

今度は俺が宮川に好きだって

言う番だよな


「俺もずっと好きだった

宮川のこと」



「えー!?嘘でしょ!?」

宮川はとても驚いているようだ

俺だって宮川が俺のこと好きだって

言ってくれたときは驚いたぞ!?


「両思い…だな」

顔を真っ赤にしている宮川を見ながら

言った




宮川は真っ赤な顔を思いっきり

縦にふって俺に笑いかけてくれた


かわいい…

これでいいんだよな?

もうこの気持ちは誰にも隠さなくて

いいんだよな?

誰かに彼女いるの?

とか聞かれたら宮川を彼女って

言っていいんだよな?

「…好きだ」

俺はこっそり呟いて宮川を抱き締めた



外では鳥が鳴いていた