白澤と一緒に


志望校を決めた日から


勉強を頑張った










「葵!」




後ろから白澤の声がして



振り向くと一瞬で



私は白澤の腕の中に包まれた





「……」




長い沈黙があって



さすがにたえきれなくなって


白澤の腕の中から


逃れようとしたとき



白澤が静かに口を開いた