琴音といると落ち着くなー、さすが中学からの幼なじみだわ。


まぁそんな感じで昼休みが終わろうとしていた。


「なあ、ことねー。次の授業何ー??」


「公民やったと思う、多分。待ってな時間割見るわ」

そう言いながら琴音はカバンの中のファイルをゴソゴソしだして


「あ、うんうん、やっぱり公民であってるあってる」


「え、マジで?やばい、教科書忘れた。
公民の教科書だけ前ロッカーに直すの忘れてて、間違って家に持って帰っちゃってん!なんで持って帰ったんやろ?私は馬鹿だ…」


「ご愁傷様です。」

「琴音ちゃ〜ん助けて〜」

「きも、普通に助けたくない。けどまぁ天空のそのチョコレートパンくれたら助けてあげないこともない」

…ぬぬ…まじか、これは午後のお腹空いたときに食べる用であるため

これがないと午後空腹で死ぬ


でも公民は教科書を読まされるから、教科書持ってなかったらバレる。そして怒られる。怖い。死亡。

いやだ

し、仕方がない

「いいよ、わかった。持ってけ泥棒ー!」