私はもう長くない。 私はお父さんのいる森の奥で、最後を迎えようと思う。 家族に囲まれ、幸せに逝くなんて、人間らしくて好きじゃないように感じる。 私は、中途半端だったのが嫌だった。 人間でも鬼でもない、半不死身のこの体が嫌いだった。