「まって、ウィンド!落とさないでぇーー」 せっかく太陽の光を9分間当てたというのに。 その叫びはむなしく空に吸い込まれ、ウィンドの支えを失った布団は当然のごとく重力に逆らうことなく落下していく。 そして、ボサン、という音とともに地上にせんべいのように無残な姿をさらした。