下に誰もいなかったことが唯一の救いというべきだろうか。 今すぐ取りに行かなければいけないことはわかっている。 ーしかし…。 あのせんべい布団は私のものではないといいたい。 素知らぬ顔をしてしまいたい衝動に駆られる。 ー何をしている?これはお前の布団だろう? ウィンドが再び現れ、布団の表面を乱暴に殴りつける。