結局。

きちんとしたカプリの説明もないまま、お気楽三人組の果てしない勘違いによりカプリはどこぞの外人さんてことにまとまり。
その上、何故かはもう考えたくもないが、うちに住むことになっていた。

考えたくない、考えてもどうしようもない。

けど、気になるものは気になる訳で。


「…カプリ。」

「何ー?」


何じゃない。


「お願いだから、スウェット履いてくれないかな…。」


あまりに無防備に曝け出された生足が、俺の貸したTシャツからすらりと伸びている。
いろいろと勘弁して欲しい。


「あ、はじめ鼻血出ちゃうとか?エロチック大魔王だねー。」


あははと笑うカプリに、実は少し図星だったことは、口が裂けても黙っておこうと密かに思った。