「ふっ…」

「ひゃ……」

そして、耳に息を吹き込む高岡。

「やっぱり、ここ弱いんだ?」

「ふっ……ぅ………。み、耳元で喋んな!つか早くどけよ……!」

自分の敏感な耳が許せない………。

「はいはい、ごめんねー」

といってやっと抱きつくのを止めた。

「ほんっとふざけんなよ、お前」

キッと睨み付ける。

そしたら高岡が目を見開いた気がした。

「はぁ……。それさ、無意識?」

「はぁ?無意識?なんのことだよ」

「ボソッ無自覚………か。その顔俺の前以外ではしないでよ」

と高岡は妖艶に微笑んだ。