「で?なんの用だよ?」

と仕方なしに聞いたら

「誰かと思えば、
さっきの可愛いこちゃんじゃん。

知ってると思うけど可愛いこちゃんの
隣に引っ越してきたから。

よろしくな?……いろんな意味で」

とまた耳元で最後の言葉を言われた。

変な声が出そうになるのを頑張って

押しとどめる。

ってか、隣に引っ越してきたあ!?

ふざけんなー!!

「つまらないものですが」

そういって放心している僕に洗剤を

握らせ、去っていった。


う、嘘だろ………?

僕は自分の不運さを呪った。