禁断の果実は蜜の味


今日も、何も変わらない1日だと思っていた。


「おはよー!」

「おはよう」

「むっ、また無表情!結愛つめたぁ~い」

「理沙みたいに、毎日へらへら笑うなんて無理よ」

毎日私に構ってきて、退屈じゃないのか?と思って何年過ぎただろう。

「ひどい」

私が何を言っても笑顔で、小学生の頃からずっと一緒にいる。

気がついたら、理沙が側にいるだけなんだけど



''友達''



と、理沙は言うけれどよく分からない。






「今日は、結愛にビックニュースがあるの!」



「何?」


「今日、新しい先生が来るらしいよ!うちの担任倒れたから、変わりの先生だって」



「そう。担任倒れたの、知らなかったわ」


「そこ!無関心にも、ほどがあるよ~」

そんなこと言われても、他人に興味ないだけなんだけど

「理沙ホームルーム始まるわよ」

「先生カッコいい人だと、良いね!」

それだけ告げると、理沙は席に戻った。


私は、一番前の真ん中の席

理沙は、一番後ろの隅の席だ。