真実ー失われた者ー


かれんは一瞬目を丸くした。
でもすぐにキリッとした目つきにかわり

「わからないなら調度いいわ。
死んでもらえる?

天はわたしのものなの。
天だって、あなたがいなくなれば私だけを見てくれるんだから。」

そういって、美咲の方に向かって走りだした。

手にはあの時の刃物をしっかりと握って。