沈黙を破ったのは、天だった。


「俺からも話ある。」

みんなは黙ったまま、天の方に視線を向けた。 


「美咲が記憶を失ったのは俺のせいなんだ。だが今まで言い出せずにいた。
すまない。」

天は、深々と、頭を下げた。