「ああ、ちょっと自販機行く途中なの」

自販機?ああそうか。
1年の校舎の奥には売店と学食がある。

「そうだったんですか、私も一緒に行ってもいいですか?」

いいよ、と微笑みおいでと言われたので莉に言って自販機へと向かう。
莉にもジュース買ってってあげようかなー

ドンッ

そんなことを考えていると何かにぶつかった。

「先輩、?...わっ、ごめんなさい。ぼーっとしてた」
わたしは思いっきり先輩の背中に顔をぶつけた?
「大丈夫?鼻、痛くない?」
そっと鼻に触れる先輩の大きな手...
意識しちゃう。今までこんなに近いことあったっけ...?
「は、る?華留!どうした?」
「あっ!えっと、平気です...。」
やばい///絶対顔、赤いよ。

どんどん好きが積もる10月。
文化祭の季節...

あなたはなぜ私を選んだのですか?