あの日のリボンは優しい微笑みで。

「ところでなに…してたの?」

七瀬さんからの質問。

「わからない、わからないの。」

私は、たぶんこのとき、そうとう困ったような顔をしていたと思う。

でも、続けた。

「ここがどこかなぜきたのか。わからない。
…もしかしたら、私の夢なのかもしれないね」



すると

「あははっ」

七瀬さんは、笑った。