*陽side*

保健室に連れていこうと横抱きに崩れ落ちたそいつを抱え込むと、

「かっるっ」

絶対こいつは平均体重以下だとわかるくらい、軽かった。

保健室につくと、保険医はいなかった

あいつらは、あの後ちょうどチャイムが鳴ったから、早々とサボリにどっか行ったし

あいつらもあぁ見えて頭いいし。

まず、茶髪のまともそうな宮部聖也 (ミヤベ ショウヤ)は俺の次に頭がいいし、金髪のレンこと、巻島 蓮翔(マキシマ レンヤ)は試験中わざと間違ってなんとか学年2位に収まっているってぐらいだし←目立つのやだから

だからサボってもなんにも言われないだよな

「どーすっかなぁ」

考えるのもめんどくさくて、とりあえず、ベットに寝かせた。

しっかしまぁ、よく見ると、肌は陶器みたいに白くて、綺麗だな。

だけど体調が悪いのか、顔色は青白く、白い肌がより一層白く見えた。

綺麗な眉を苦痛に歪めて苦しそうだ

うなされてんのか?

そっとそいつの頬に手を触れてみる。

ちゃんと暖かくて、柔らかい肌。

その時、何故頬に手を当てたのかは自分でもわからないけど・・・

何故だか
" 触れてみたい"

と単純にそう思ってしまった。