昼休み

屋上にいた

暖かく感じる太陽の光・・・

けれど、私の特殊体質のせいで

あまり外に出られない

アルビノは陽の光に弱いから・・・


そのことにもようやくなれて、今では歩くぶんには外は充分楽しめる

昔は陽に慣れてなくて日中、あまり外に出られなかったんだけど

だから、小・中学校は、卒業の資格?をとっただけで、あまり学校には行っていなかった

お昼は、ここの卒業生であるアユ姉に、屋上の日陰のある人目につかない場所を聞いてるから大丈夫

「…ふぅ…」

風が気持ちいい

桜の匂いを運んで、暖かい気がする

キイ

扉を開ける音がした

サッと、思わず奥に隠れてしまった

3人の男が屋上に入ってくる

そのうちの1人、ど金髪で、ピアスジャラジャラの男がキョロキョロ辺りを見回している

「ヨウさん早くっす!!」

「うっせー黙レン」

黒髪でひときわ目立つ男の人
どっかで見たことがあるような...

「何その省略して黙れアピールしてくるやつ!」

「ハイハイレンも、ヨウちゃんも落ち着いて」

茶髪の爽やかそうな人はまともなようだ

どうやらいつもここで昼を過ごすらしい

あまり関わりたくないな

なんだか、すごく嫌な予感がする

その予感はすぐさま現実となる