20××年のとある秋の頃

日本中で有名な超不良高校・皇学園

夏休みが終わり2学期が丁度始まる頃・・・

《皇学園校門前》

舞side

私は暁舞、黒髪セミロングに生まれ付き青い瞳です。今日からこの皇学園に転校する事になったのですが

ある理由でこの学園に転校してきた私

ここは制服も可愛いし、真っ黒なスカートにクロラインが入った白いブレザー

即気に入ったね!

そこまでは良かったけど

只今目の前にある校舎に唖然しています

あまり調べてはいないけど・・・
不良高校って聞いた気がするんだけど

目の前に広がるのはバカデカい校舎、広いグラウンド、広い外庭・・・等々、設備はいいし、ガラスは一つも割れていないし、むしろ普通の学校よりはよっぽど綺麗だ


「ここ本当に不良高校?」


違う高校に来ちゃった?

いやいや、ちゃんと校門には皇学園って書いてあるし

うん、深く考えないようにしよう

そう思って校内に入り校舎に向かった

校舎の入り口には見覚えがある人が立っていた
私は迷わず人物の方へ駆け出した


「晃さん、久しぶり」

「久しぶりだな、舞」


この人は皇学園の教員で昔色々あって知り合った高橋晃(タカハシ アキラ)さん

そこそこのイケメンだと思う


「それよりここ本当に不良高校?」

「あぁ、カラフル頭がそこら中にいるぞ」

「そうなの?それにしちゃ綺麗過ぎやない?」

「生徒会が校内を汚してはいけないって決めてるからな」


生徒会が?

そんな権力持ってるの?