「一日中ここにいるわけだから、やがて腹が減り喉も渇く。」 フラフラしながら言う。 「飲み物の中たまたま酒が混じっていたことは些細な問題にすぎねぇ。」 ハンネスがそこまで言ったとき、 「そんなんでいざってときに戦えんの!?」 大声でエレンが叫んだ。 ハンネス含む駐屯兵は、きょとんとした顔で 「……いざってときって何だ?」 エレンの顔が険しくなる。 「…!!!何言ってんだよ、決まってんだろ!」 さっきよりも大きな声で 「やつらが壁を壊して!町に入ってきたときだよ!!」