「六郎さんは、私が孤独だって、
思ってるかもしれないけど…
私、そんなに孤独じゃないですよ」
「…へえ」
六郎さんはにやりと笑った。
本当に?という意味が込めてありそう。
「本当です、だって孤独ってひとりって
意味でしょう?
つらいとき私、ひとりじゃなかったです。いつもそばに春樹さんや六郎さんがいて、話を聞いてくれたから…」
そう。ひとりじゃないの。
だから大丈夫って思えるの…
「ちょっと孤独な時もあるけど、
私、今はそんなにさみしくないです」
私は心からにこっと笑った。
掃除を手伝ってもらっただけだけど、
六郎さんは悪い人じゃない。
今、ようやくわかった。

