身長差43センチのふたり。





俺も姉貴に土産でも買っとくかな、と呟いた千尋くんに、私は色々な商品を見せる。


「ハンカチあるよ!」

『うーん…。ちょっとペンギンはなぁ…。』

「あっ、お箸もある!」


お茶碗まで!ここのお土産屋さん、すごい品揃えだな~と感心する。

真剣にお姉さんへのお土産を選んでいる千尋くんから少し離れて、お母さんのお土産を何にしようかと並んでいる商品を眺めていると、


「わっ…可愛いー…」


目の前にぶら下がっていたクラゲのストラップ。しかもペア。

青色のクラゲが男性用で、ピンクのクラゲが女性用なんだと思う。

いいなぁ~とそのストラップを手に取って、チラッと千尋くんに目をやると、色違いのシュシュ2つを両手にとってどちらにしようか悩んでいるようで、こちらに全然気づいていない。

水族館の入場料も払ってくれたし、ブレスレットももらったし…。

コソッと気に入ったクラゲのペアストラップを買い物カゴの中に入れた。


千尋くんにストラップのことを気づかれないようにお母さんへのお土産を決めて、さっさとレジを通して買い物を終えた私は、ずっと悩んでいる千尋くんの買い物を手伝うのだった。