身長差43センチのふたり。




――高遠 Side――


「――っ、」


季節の変わり目。

すっかり空気も冷え切って冬の季節がやってきた11月下旬に、俺は38℃の高熱を出してぶっ倒れていた。

夕方、俺の部屋にやってきた訪問者に驚きを隠せずにいた。


ここに、小日向が…いた、よな?


現在の時刻、7時過ぎ。

一眠りした俺の頭はすっかりと冴えきっていて、身体も軽い。

ベッドに横になっていた身体を起こして部屋を見渡すと、中央にある簡易テーブルの上に置かれたスポーツドリンクとプリント類と小日向に貸したままのマンガ本が目に入ってくる。

それらはしっかりと、小日向がここに来ていたと示すものばかりで。


「~~~っ…///」


俺は風邪とは違う熱を体全身で感じた。

ベッドのそばに座って心配そうに俺の顔を覗き込んだ小日向も、俺のおでこに触れたあの冷たい手も、ちょっとひんやりしている濡れタオルも、全部…夢なんかじゃない。

だから、帰らないでと言ってしまった俺の言葉も、俺の手を包み込むあの小さい手も、現実だったんだ。