身長差43センチのふたり。




「あの、すみません…。」


リビングに行くと、テレビを見ていたお姉さんがソファに座っていた。


『あら、小日向っち♪千尋の具合、どうだった?』


テレビを見ていたと思っていたけれど、お姉さんがこちらに振り向いたときにちらっと見えたスマホ。

テレビをつけたまま、スマホをいじっていてみたい。


「だいぶ落ち着いてきたみたいです。今はぐっすり眠ってます。」

『そう?良かった~!あっ、ありがとねー♪』


ソファに座っていたお姉さんが、こちらにやってきて私の持っていた洗面器を持ってくれる。

長居してしまってすみません、というと、どうせ千尋がねだったんでしょ~?とラフながらも核心をつく返事が返ってきた。

さすが高遠くんのお姉さん。高遠くんのことよく分かってる。


「いえ…。では、私はこれで失礼します。あの、これ…差し入れのゼリーです。」

『あれっ、オレンジゼリー!?ありがとね、小日向っち!』

「わっ、」


ガバッとお姉さんに抱き疲れて、ちょうどお姉さんの豊満な胸が私の頬に当たる。

ちょっ、ちょっとこれは…っ!