燕は、クスッと笑った。

「いいんだよ、別に 過去のことなんて。

それに振り回されて、今 苦しい生活してる訳でもないし、それに俺は今 隣に未来が居てくれて……それだけで、幸せだから。」

私、燕にとって そんなに大きな存在なんだ。

「うん……、ねぇ、続きは⁇」

「えー……言うの⁇

傷の理由だけじゃ、駄目⁇」