私は、マンションを後にして 修也のところまで走った。

地方の大学に通ってるから、今はホテルから通ってる……そう言ってたから。

場所も教えてもらっていたんだ。

ホテルの部屋の前にあるインターホンを押して、修也を呼び出す。

修也は、濡れた髪のまま ドアを開けた。

「とりあえず、中に入れよ。」