私の返事を聞く前に燕と私の唇が触れ合った。

「んじゃ、行く用意するか。」

いつもみたいに少しふざけ合いながら、学校へ行く用意をした。

昨日の夜が燕と過ごす最後の夜になるなんて、思っていなかった。

こんなことが分かっていたなら、きっと私は……もっと違う選択をしていたと思う。

この時に戻れたなら……。