そして朝。ぶつかった場所でN子は待っていた。いつきてもいいように…。
そして待つこと一時間。彼は来た。黒い学ラン。ぶつかった時と同じ服装。短髪だが整った髪型。端正な顔立ち。
だが覚えているのはそれまでだった。
そこから先は覚えていない。気がつくと訳のわからない場所にいた。何故こんな所にいるのか?わからない…。
N子は疲れていた。わからない…。覚えていない…。
その頃テレビでは…。「本日朝8時頃東京都○○市内で事件が起こりました。被害者は15歳の少年で、入ってきた情報によりますと姉とほとんど毎日のように通学していた所突然カバンの中から出された刃物で心臓を刺され意識不明の重体です。現在被害者の姉と同じ高校に通う16歳の少女が事件に関わっているとして警察が身元を追っています。また証言によりますとなぜ襲われたのかもわからなく無差別殺人の疑いもあるとして少女に余罪がないか調べています…。」
N子は最後まで居場所が見つからなかった。
終。
そして待つこと一時間。彼は来た。黒い学ラン。ぶつかった時と同じ服装。短髪だが整った髪型。端正な顔立ち。
だが覚えているのはそれまでだった。
そこから先は覚えていない。気がつくと訳のわからない場所にいた。何故こんな所にいるのか?わからない…。
N子は疲れていた。わからない…。覚えていない…。
その頃テレビでは…。「本日朝8時頃東京都○○市内で事件が起こりました。被害者は15歳の少年で、入ってきた情報によりますと姉とほとんど毎日のように通学していた所突然カバンの中から出された刃物で心臓を刺され意識不明の重体です。現在被害者の姉と同じ高校に通う16歳の少女が事件に関わっているとして警察が身元を追っています。また証言によりますとなぜ襲われたのかもわからなく無差別殺人の疑いもあるとして少女に余罪がないか調べています…。」
N子は最後まで居場所が見つからなかった。
終。

