そして朝。ぶつかった場所でN子は待っていた。いつきてもいいように…。 そして待つこと一時間。彼は来た。黒い学ラン。ぶつかった時と同じ服装。短髪だが整った髪型。端正な顔立ち。 だが覚えているのはそれまでだった。