そこから頭が真っ白になりながらも気がつくと自分の部屋のベッドでくるまっていた。


「訳がわからない…。」どうしたらよいのかもわからなくなりN子はパニックになっていた。


どうしてくれよう…。

最初はM美を殺そうかと考えていた。しかし親友であるM美に対してそんな事はしたくなかったし考えたくもなかった。


もともと被害妄想が強く、家が金持ちで甘やかされて育ってきたN子にとって唯一うまくいかない物であった。その他はわがままでなんでも通ったのに。


金目当てで寄ってきた男もいたがプライドが高いため全く相手にしていなかった。


そんなN子はある一つのプランを立てて寝ることにした。


もう一度会い思いを告げるというものだった。恋愛の経験もないN子にとってこうするしかなかったのである。

可能性は低いだろう。だが思いを告げるだけでも違うだろうと考えていた。


そして朝を迎えた…。