『ピンポーン』

「お帰りかずき」

と抱きついた。

かずきは強く抱きしめた。

「かずきっ
痛いよ」

「しばらくこうしてたい」

私は背中をポンポン叩きながら

抱きしめてた。

「かずきっ
酔ってるの」

「あー
少し飲んだ」

「車は」

「ホテルに置いてきた」

「明日取りに行かなきゃね」

「明日仕事帰りに行くよ」

それから私は睡魔が限界で寝た。