部屋に入ると

弟がベッドで

爆睡してて可愛かった。

『コンコン』

「俺入るぞ」

かずきは平気で

部屋に入って来る仲。

親もかずきは息子同様。

夕飯も当たり前の様に食べてく。
「なぁ美香さぁ」

私は髪の毛をセットしながら

話を聞く。

いつものパターン。

「何かずき」

「俺さぁ好きなのかも」

私はセットしかけたのをやめ

かずきに攻めよる。

「誰誰
かずき
誰を好きなのかもなの」

かずきは

「ハァーマジに鈍感」

「何が鈍感よっ
着替えるから
出て行って」

と追い出した。

私はそのまま

バイトに向かった。