一週間後
私はかずきと地元を離れた。
お父さんに最寄りの駅迄
送ってもらった。
新幹線に乗る前にお父さんに
「美香何かあったら電話しなさい頑張るんだぞ」
お父さんの目には
涙がたまってた
友達も泣いてた。
お母さんも
妹も
かずきの両親も
泣いてた。
私は新幹線の窓越しに
泣きながら
有り難うと
お父さんと
お母さんに言った。
かずきは
ずっと手を握ってくれてた。
新幹線が走り出すと
お父さんも走りながら
手を振ってた。
「俺が守ってやるから
心配するなよ美香」
「うん…」
私は泣き疲れたせいか
いつの間にか眠ってしまった。
「美香もうすぐ着くから起きて」
私は寝ぼけ眼で
「かずき今どこ」
「次が東京駅」
「エッもう東京なの」
「そうだよ
美香泣きながら寝ちゃったから
起こせなかった」
「かずきはずっと起きてたの」
「ずっと美香の寝顔見てた」
一気に恥ずかしくなった。
そして東京に着いた。
アパートの最寄りの駅の電車に
かずきと乗り向かった。
かずきの
お父さんの知り合いが
探してくれた事も
かずきに聞くまで分からなかった
最寄りの駅から
15分程でアパートに着いた。
「うわぁ
何かお洒落な感じだねかずき」
「親父の知り合い
不動産屋さんだから
VIP待遇らしいぜ」
「ねっ早く部屋入ろうよ」
「分かったよ慌てると転ぶぞ」
「凄い素敵だからワクワクしちゃう」
部屋を開けて入ると
家具が全て設置してあった。
「かずき…」
「大学合格祝いらしい
この家具全て」
「かずきの両親からなの」
「親父の知り合いって言うか
兄貴から」
「お父さんのお兄さん
東京に住んでるの」
「うんそうだよ」
「そうだったんだね」
「荷物置いたら
おじさんに挨拶行くぞ
お礼も言わないと」
「そうだね荷物置いたら行こう」
二人でおじさんの
不動産屋さんを訪ねた。
「おっ
かずき久しぶりだな
部屋気に入ったか」
「おじさん有り難う
メチャクチャ気に入った」
「美香ちゃんも
気に入ってくれたかな
美香ちゃんのは
妻が選んだんだよ
俺には女の子の家具
分からなかったからね」
「素敵過ぎて感無量です」
「かずき飯食ってないんだろう」
「これから何か作ろうと思ってたよ」
「なら家に食いにこい」
「えいいの有り難う」
「店閉めるからそこでまってな」
私とかずきは
おじさんが終わるまで待った。
しばらくして
おじさんの車で自宅へ向かった。
高級住宅街に
おじさんの家はあった。
チャイムを鳴らすと
ドアが開き
「かずきいらっしゃい
さぁ入って」
「おばちゃん久しぶりです」
「お邪魔します」
「我が家だと思って
気楽にしてね美香ちゃんも」
「有り難うございます」
おじさんの奥さんは
品のある綺麗な人だった。
夕飯をご馳走になり
その日は遅いから
泊まることになった。
和室に私は
おばさんと寝ることになった。
「美香ちゃんが小さい頃
抱っこしたりしたのよ
覚えてないよね」
「すみませんっ
良く分からないです」
「幼稚園前だから
覚えてないわよね」
「幼稚園前ですかっ
すみません本当に分かりません」
「東京に来る前は
かずきの家に住んでたのよ
もう10年以上も前の話だけど」
「そうだったんですね」
「その頃良く
美香ちゃんを子守したの
本当可愛くて」
私は真っ赤になった。
「美香ちゃんかずきが好きなの」
「あっいえっ」
「かずきは
美香ちゃん大好き見たいね
今でも」
とクスクス笑ってた。
「東京は最初は慣れなくて
戸惑うけど
慣れたらパラダイスよフフフ」
「そんな感じしますね」
「ちょくちょく遊びに来てね
私専業主婦だから退屈でフフフ」
「はいっ
遊びに来ます」
「何か一気に
二人の子供授かった気分」
「お子さんはいないんですか」
「欲しかったけど
恵まれなかったかなフフフ」
「失礼な事聞いてすみません…」
「あっいいのよ
気にしなくて」
それから色んな話をしながら
私は眠りについた。
朝目が覚めると
味噌汁の匂いがした。
和室を開けると
「やっと起きたな寝坊助美香」
「すみませんっ
今着替えます」
「いいのよ気にしなくてフフフ
顔洗ってらっしゃい
ご飯食べましょう」
「はいっ」
私は慌てて顔を洗い
着替えて席に着いた。
「いただきます」
四人で朝御飯を食べた。
おじさんと一緒に
自宅を出ようとしたら
おばさんに
「いつでも電話してフフフ」
と電話番号のメモを渡された。
アパートに戻り
私は荷物の整理を始めた。
「美香後で探索行こうな」
「うんっ行きたい」
「109近いらしいぜここから」
「エッあの109行けるの」
「後で行って見るか」
「うんっ
いくいくっ」
私はワクワクしながら
荷物の整理をした。
整理が終わり
かずきと手を繋いで
周辺探索に出掛けた。
地元とは違い
一本路地から出ると
おばさんが言ってた
別世界だった
私はすれ違う
女の人の服装
髪型全てがかっこ良く見えた。
只都会だけあり
男女の大胆さにも唖然とした。
アパート近くには
スーパーもコンビニもあり
買い物は便利な場所だった。
探索を終えて
スーパーで夕飯の買い物して
帰宅した。
「美香凄かったな渋谷駅前」
「地元じゃ有り得ない
光景ばかりだったよねアハハ」
「俺ワクワクしてるよ
これからの生活」
「私もだよ」
「ただカッコいい奴多そうだから美香が心配かも
他の男にひかれたらどうしよう
俺」
「ちちょっと
それは私も同じだよ
綺麗な女の人多いから不安ある」
「俺は美香だけpromise」
と小指と小指を絡めた。
かずき?
かずき?
今は呼んでも返事はないよね。
小指と小指絡めて
promiseしたのに分からないよね
私は全て忘れてない
痛いほど全て覚えてるのに
かずきは全く分からないんだよね
私は何もかも覚えてるのに
かずき…
一度でいい
「美香」
と呼んでもう一度。
私はかずきと地元を離れた。
お父さんに最寄りの駅迄
送ってもらった。
新幹線に乗る前にお父さんに
「美香何かあったら電話しなさい頑張るんだぞ」
お父さんの目には
涙がたまってた
友達も泣いてた。
お母さんも
妹も
かずきの両親も
泣いてた。
私は新幹線の窓越しに
泣きながら
有り難うと
お父さんと
お母さんに言った。
かずきは
ずっと手を握ってくれてた。
新幹線が走り出すと
お父さんも走りながら
手を振ってた。
「俺が守ってやるから
心配するなよ美香」
「うん…」
私は泣き疲れたせいか
いつの間にか眠ってしまった。
「美香もうすぐ着くから起きて」
私は寝ぼけ眼で
「かずき今どこ」
「次が東京駅」
「エッもう東京なの」
「そうだよ
美香泣きながら寝ちゃったから
起こせなかった」
「かずきはずっと起きてたの」
「ずっと美香の寝顔見てた」
一気に恥ずかしくなった。
そして東京に着いた。
アパートの最寄りの駅の電車に
かずきと乗り向かった。
かずきの
お父さんの知り合いが
探してくれた事も
かずきに聞くまで分からなかった
最寄りの駅から
15分程でアパートに着いた。
「うわぁ
何かお洒落な感じだねかずき」
「親父の知り合い
不動産屋さんだから
VIP待遇らしいぜ」
「ねっ早く部屋入ろうよ」
「分かったよ慌てると転ぶぞ」
「凄い素敵だからワクワクしちゃう」
部屋を開けて入ると
家具が全て設置してあった。
「かずき…」
「大学合格祝いらしい
この家具全て」
「かずきの両親からなの」
「親父の知り合いって言うか
兄貴から」
「お父さんのお兄さん
東京に住んでるの」
「うんそうだよ」
「そうだったんだね」
「荷物置いたら
おじさんに挨拶行くぞ
お礼も言わないと」
「そうだね荷物置いたら行こう」
二人でおじさんの
不動産屋さんを訪ねた。
「おっ
かずき久しぶりだな
部屋気に入ったか」
「おじさん有り難う
メチャクチャ気に入った」
「美香ちゃんも
気に入ってくれたかな
美香ちゃんのは
妻が選んだんだよ
俺には女の子の家具
分からなかったからね」
「素敵過ぎて感無量です」
「かずき飯食ってないんだろう」
「これから何か作ろうと思ってたよ」
「なら家に食いにこい」
「えいいの有り難う」
「店閉めるからそこでまってな」
私とかずきは
おじさんが終わるまで待った。
しばらくして
おじさんの車で自宅へ向かった。
高級住宅街に
おじさんの家はあった。
チャイムを鳴らすと
ドアが開き
「かずきいらっしゃい
さぁ入って」
「おばちゃん久しぶりです」
「お邪魔します」
「我が家だと思って
気楽にしてね美香ちゃんも」
「有り難うございます」
おじさんの奥さんは
品のある綺麗な人だった。
夕飯をご馳走になり
その日は遅いから
泊まることになった。
和室に私は
おばさんと寝ることになった。
「美香ちゃんが小さい頃
抱っこしたりしたのよ
覚えてないよね」
「すみませんっ
良く分からないです」
「幼稚園前だから
覚えてないわよね」
「幼稚園前ですかっ
すみません本当に分かりません」
「東京に来る前は
かずきの家に住んでたのよ
もう10年以上も前の話だけど」
「そうだったんですね」
「その頃良く
美香ちゃんを子守したの
本当可愛くて」
私は真っ赤になった。
「美香ちゃんかずきが好きなの」
「あっいえっ」
「かずきは
美香ちゃん大好き見たいね
今でも」
とクスクス笑ってた。
「東京は最初は慣れなくて
戸惑うけど
慣れたらパラダイスよフフフ」
「そんな感じしますね」
「ちょくちょく遊びに来てね
私専業主婦だから退屈でフフフ」
「はいっ
遊びに来ます」
「何か一気に
二人の子供授かった気分」
「お子さんはいないんですか」
「欲しかったけど
恵まれなかったかなフフフ」
「失礼な事聞いてすみません…」
「あっいいのよ
気にしなくて」
それから色んな話をしながら
私は眠りについた。
朝目が覚めると
味噌汁の匂いがした。
和室を開けると
「やっと起きたな寝坊助美香」
「すみませんっ
今着替えます」
「いいのよ気にしなくてフフフ
顔洗ってらっしゃい
ご飯食べましょう」
「はいっ」
私は慌てて顔を洗い
着替えて席に着いた。
「いただきます」
四人で朝御飯を食べた。
おじさんと一緒に
自宅を出ようとしたら
おばさんに
「いつでも電話してフフフ」
と電話番号のメモを渡された。
アパートに戻り
私は荷物の整理を始めた。
「美香後で探索行こうな」
「うんっ行きたい」
「109近いらしいぜここから」
「エッあの109行けるの」
「後で行って見るか」
「うんっ
いくいくっ」
私はワクワクしながら
荷物の整理をした。
整理が終わり
かずきと手を繋いで
周辺探索に出掛けた。
地元とは違い
一本路地から出ると
おばさんが言ってた
別世界だった
私はすれ違う
女の人の服装
髪型全てがかっこ良く見えた。
只都会だけあり
男女の大胆さにも唖然とした。
アパート近くには
スーパーもコンビニもあり
買い物は便利な場所だった。
探索を終えて
スーパーで夕飯の買い物して
帰宅した。
「美香凄かったな渋谷駅前」
「地元じゃ有り得ない
光景ばかりだったよねアハハ」
「俺ワクワクしてるよ
これからの生活」
「私もだよ」
「ただカッコいい奴多そうだから美香が心配かも
他の男にひかれたらどうしよう
俺」
「ちちょっと
それは私も同じだよ
綺麗な女の人多いから不安ある」
「俺は美香だけpromise」
と小指と小指を絡めた。
かずき?
かずき?
今は呼んでも返事はないよね。
小指と小指絡めて
promiseしたのに分からないよね
私は全て忘れてない
痛いほど全て覚えてるのに
かずきは全く分からないんだよね
私は何もかも覚えてるのに
かずき…
一度でいい
「美香」
と呼んでもう一度。

