「お、重くない…?」



先輩でも体重とか気にするんだ?



「たくさん食べてましたからね
重いですよ。ものすごく」



「ば、ばか!!!!!!
そういうときは冗談でも軽いって言え!!
もーおろしてー!」



じたばたする先輩。

危ないからじっとしててほしい。




「嫌ですよ。
重いって言ったのは冗談ですし
それにですね先輩…」



先輩が大人しくなる。

ひとざかりを抜けたところ。

小さな公園。

ブランコの方に向かう。



「僕先輩のこと好きなんですよ」


先輩をおろして

ブランコに座らせる。