最初で最後の私の恋物語

絵里には申し訳ないと言う気持ちが

あるが…

「..綺麗だな。
クリスマスツリーって…」

「うん…」

それから沈黙が続いた。

なんでだろう。

言葉を交わしていないのに、その沈黙すら

愛おしく思える。

好きー。

大好きー。

でもこの気持ちはまだ、心の中にしまっておこう。

いつかそのことを告げるその日までー。

…気づけば時刻は9時を過ぎていた。

「…帰らなくちゃ..」

9時30分には帰ってきなさいとお母さんに

言われたから、今から家に帰らないと

間に合わない。